格子の窓に
ハートの雪が集まる
なぜか不意打ちされたくなる
重く低い空
白く迫り上がる地面
まるで箱庭の中のよう
私のこと 雪っぽいよ って言ったあなたは
街が白く霞むのを見ると
私を思い出すのだろうか
高い無音と
時を凍らせる空気
ここにいないみたいになる
雪見たら会いたくなった って言ったあなたは
私も雪のように融けて
消えてしまうなんて思うの
二人遠出して訪れた雪の遊園地
おとぎばなしみたいに
そこだけ切りとられてゆく
雪見たら会いたくなった って言ったあなたは
私も雪のように融けて
消えてしまうなんて思うの