あなたの髪が恋しい
あなたの後姿が恋しい
あなたの斜め後ろの耳から首にかけての髪が恋しい
眠らない街で暮らしたい
ひとりの寂しさ感じなくても済むから
安全な街で暮らしたい
ひとりの怖さに怯えなくても済むから
長く途方もない夜が始まる
虚しくて悲しくて
ここから遠くない場所
ここから今すぐにも行ける場所
ここから触れたくなればすぐできる場所にあなたがいるからこそ
心細い街も構わない
ほんとは寂しさ感じながらであっても
身のすくむ街も構わない
ほんとは怖くて怯えながらであっても
ただあなたが抱き締めてくれるなら
それだけで生きられる